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栗田美術館

先日、栃木県足利市にある栗田美術館に行ってきました。
この美術館は伊万里焼や鍋島焼のみに限定し、しかも無名陶工の作品のみを展示しているのが特徴です。
そのコレクションの質と量は世界的に高い評価を得ています。
伊万里の初期染付けから後期の色絵まで体系的に展示されていて圧巻でした。
初期伊万里の染付けは中国の陶工が日本に呼ばれて技法を伝え、その技術を進化向上させ染付けに赤絵や金彩を施して
献上手なるすばらしい作品を作り、ヨーロッパなどに輸出します。
面白かったのは、本家の中国がヨーロッパ向けに伊万里に似せたものを作るのですが、完成度が全然違うのです。
また、ドイツのマイセン窯も伊万里を参考に似たような物を作りますが、模倣の域を出ずイマイチなのです。
(それらの作品も展示されています。)
日本人は、得た技法を高い美意識と極める努力で発展させる能力に長けでいることを、再認識しました。
しかし、肝心の最初の発想や技法は中国や朝鮮から得たことを忘れてはなりませんよね。

面白いと思った作品

花鳥風月や物語を題材にした作品が多い中、「内側からみた傘」の図案でお皿を作った陶工の勇気と洒落っ気には笑えました。

ポットの蛇口の取っ手が、「鳥」になっています。機能的には長方形でいいものを「鳥」にしているところが、遊びでありゆとりだと思います。
「動物雑貨」のコンセプトがここにありました。

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